椎間板ヘルニアはなりやすい体質があるということが特にあるわけではなく、外傷的な衝撃が原因なものや生活習慣の乱れなどが主な原因となる慢性的なものがほとんどだとされています。しかし中には先天的な遺伝により椎間板ヘルニアを患いやすいとされる人もいるので、日常生活を繰り返しているうちに遺伝した体質として椎間板が弱く髄核が飛びやすいというものがあり、体が日々の負担に耐えられる限度が小さいとされる人は、その分遺伝に要因が継がれなかった人と比べて椎間板ヘルニアになりやすいのです。
近親者に椎間板ヘルニアや
脊柱管狭窄症などの疾患を患っている人がいる、という場合には自分にもなりやすい性質が遺伝している可能性があります。そういう人は他の人よりも日常生活の中でかかる腰椎などへの負担に耐えられる容量が少なく、生活習慣が乱れることによって著しく発症確率が高くなるとされています。
他にも外傷的な要因で椎間板ヘルニアになりやすいのが過去に自動車などで事故を起こしたことがある人です。腰椎などの軟骨部分への強い衝撃は椎間板を痛める可能性が高く、自ずと髄核が突出する確率も高くなるということになります。また、腰への衝撃が蓄積されて髄核が突出しやすい体質になってしまう要因としては、過去にラグビーやゴルフ、アメリカンフットボールなどの腰に衝撃が強いとされるスポーツ経験などが挙げられます。
そして、椎間板ヘルニアになりやすい体質としてもう一つ代表的なものが太りやすい体質です。筋肉質というよりは少々肥満気味な人、新陳代謝があまり良くなく太りやすい体質の人は日常生活から腰椎などへかかる負担が標準体重の人よりも多いので、椎間板ヘルニアを患いやすい体質と言えますこれらの体質を抱えている人は普段から腰へ負担がかかりやすいので、普段から体へかかる負担が軽減されるような生活を意識して発症を予防していきましょう。