原因について

椎間板ヘルニアの原因としては、様々なものが考えられます。まずは、腰の部位に負担がかかる最大の理由として、日常生活から来る負荷が考えられます。
特に中腰の体勢を維持しながら重いものを持つようなことを続けたり、ゲームやパソコンなど、長時間悪い姿勢でいることが考えられます。
このように背骨に負担をかけてしまうだけで、ヘルニアになってしまうこともあります。また、腰に負担をかける仕事に就いている方も大きな原因となります。
運送業などが主に挙げられますが、その他にも長時間立っていなくてはならない仕事も腰に大きく負担をかけることになります。そして、長い時間のデスクワークをしたりという現象も悪い影響を及ぼします。
また、腰に負荷をかけるスポーツなど、特に体幹を強く捻ったり、反らしたりする動作をするスポーツなども腰に大きな負担をかけることになり、椎間板ヘルニアの原因の一つとして考えられます。
その他に考えられる原因としては、症状が起きる部位である椎間板が老化してしまうことが考えられます。椎間板は軟性の骨ですが、他の部位と同じように20歳を越えるくらいからその弾力性は徐々に失われていきます。
また、軟性が欠けていきますと、色々な動作によってそれらの負荷に耐えることができなくなってしまい、椎間板内部の髄核は飛び出しやすくなってしまいます。
老化と日常生活がかけあわされることによって、可能性がおおきくなるといえます。その他の原因としては骨の老化や姿勢の悪さが上げられます。
骨を強くするためには、カルシウムをよく吸収できるような食生活を維持することが大切です。吸収率のよさを上げるためには、継続して牛乳を飲んだり、カルシウムの多い食品を採ることが必要です。
また食生活の偏りも避けるべきです。肉料理ばかり食べていると、日本人に合わないとよく言われますが、昔の人よりも骨が弱いと言われる子供さんなどはより多くのカルシウムを採ることが大事です。
またテレビを見たり長時間ゲームをしたりする際には姿勢が悪くなりがちですので、合間をとってストレッチなどを心がけるようにすることも必要でしょう。
椎間板ヘルニアになりやすい状態としては、腰の周辺がつねに緊張したように硬くなっていたり、筋力の低下、あるいは臀部の筋萎縮が認められる場合、若い時分に急激な腰の痛みがあった場合、アキレス腱反射がない場合など、が挙げられます。
