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痛みについて


椎間板ヘルニアの痛みは腰にばかり起きるものではありません。例えば神経の圧迫によって脚にもしびれが出やすくなります。

急性期はぎっくり腰やすべり症の症状に似ていますが、原因として考えられるのは、椎間板が張り出すことによって神経を圧迫してしまことが原因です。

また同じ椎間にあるヘルニアにも種類があり、その成形の仕方によって分けられ、その種類によって圧迫される神経が違い、症状も異なってきます。

椎間板が中心部に大きく脱出した内側型ヘルニアの場合、排尿障害や排便障害が突然出現することがあります。

4番目と5番目の椎間での後外側型ヘルニアの場合は、腰の痛みに加えて左右どちらかの臀部から大腿後外側部にかけて放散するような症状が出現します。

一般的に坐骨神経痛と呼ばれるものです。坐骨神経痛は椎間板ヘルニアの代名詞と言ってもいい症状で、軽度から重度まで程度がありますが、重い場合は日常生活もままならないケースもあります。

重度の例としては、30分以上立っていることや座っていることが出来なかったり、また、夜も眠れないほどの痛みに襲われ、寝返りすら打つことが困難な状態になります。

このような状態になった場合、重度の椎間板ヘルニアと診断され、手術を薦められることが多くなってきます。また、一般に言われている下半身に痺れがあるという場合は、腰椎からはみ出した椎間板が神経を圧迫することによって、下半身に痺れが起こります。

また、進行具合によって軽い痺れから重い痺れまで、個人差が出ます。下半身の痛みは多くの方が経験しますが、安静にしていてもなかなか改善されず、また咳やくしゃみをするだけでも激痛が走ることがあります。

臀部から太ももの裏にかけて鋭い痛みが起こり、また症状が進行していくと足の先までが痺れてしまいます。また、太ももやふくらはぎなどのうちで部分的に激しく痛むケースもあります。症状が進行してくると、重度と定義される場合もあります。

男性の場合は突然インポテンツになったり、尿意を感じなくなって排尿障害を起こすこともあります。

また肛門周辺の筋肉が弱くなって排便障害も出現します。このように椎間板ヘルニアは、坐骨神経痛を代表として、かなり重い症状を経験する腰痛の代表的な存在であると言えます。

中川式腰痛治療法