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自然治癒について


椎間板ヘルニアは自然治癒で治るとも言われていますが、このことは他の腰の病気よりも可能性が高いと言えます。保存療法、鍼灸、整体などをして、椎間板ヘルニアの痛みがある時には安静にし、リハビリや仕事をする際には決して腰に負荷をかけないようにする。

このような条件が揃った場合という条件付きですが、決して難しいことではないと多くの方は言われます。自然治癒をする上で、もっとも大きな障壁は、精神的なストレスではないでしょうか。椎間板ヘルニアになると、ほとんどの方はかなりの激痛を経験します。

具体的には、長時間椅子に座って立ち上がった瞬間、凄まじい激痛と足の先までの痺れに襲われることがあります。腰の痛みについては、神経的な痛みで、歯の神経を抜かれるときの痛みに間隔が似ているとも言われます。

足の痺れについては、長時間座り続けた結果、神経を圧迫している坐骨神経が更なる圧迫を受けて、立ち上がった瞬間、更に神経根に接触することで、腰から足の先まで電気が走るようにしびれが発生することがあります。

これは、局部麻酔を受けた方なら経験があるかと思いますが、麻酔が効くときに電気が走ったかと思いますが、あの感覚に非常に似ています。

このことから、これほどの痛みがあるのであれば最後の手段として椎間板ヘルニアは手術をするしかないのではないだろうか?という精神的なダメージをすぐに植えつけてしまいがちです。

では、どうすればこのストレスから逃れることができるのでしょう?その答えは難しいものですが、一ヶ月の間保存療法に専念してみる、そして結果を見てわずかでも改善していたらどうでしょう。

その後手術をしようと思うでしょうか、、やはりこのような積み重ねを試みて見ることが大切なのではないでしょうか。また、自然治癒をかなり期待できる保存療法として、ブロック注射があります。

ブロック注射はヘルニアの神経に直接注射し、筋肉の緊張をほぐし、血行を改善する効果があります。つまり痛みの感覚を数時間でも持続させることにより、その間に優れた効果があった場合、痛みが再発することもなく改善に向かうという場合もあるのです。

このようなことを期待しながら一ヶ月ほど我慢するためには、ある程度の保存療法についての知識も必要になってくるでしょう。

保存療法の種類やその効果、そして、椎間板ヘルニアの手術することなく自然治癒させた方の方法などをいくつかチェックすれば、何も知らないよりもかなり安心感を持てるようになると思います。

椎間板ヘルニアの手術をする場合でも、手術をすれば治るということだけを願うよりも、色々な知識を身につけておく方が、今後の治療にも役立つかと思います。

中川式腰痛治療法