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最先端治療について


椎間板ヘルニアの最先端といえば、レーザーによるものがあります。日本で主流になっているものは、PLDDと呼ばれる方法です。局所麻酔をして椎間板に細針を刺し、その針の中にレーザー光を導くファイバーを通します。

このファイバーを通して、レーザー光を椎間板の中心に照射し、高熱を発生させ、蒸散させます。蒸散とは固体が気体に変化することですので、膨らんでいた椎間板ヘルニアは収縮します。

このことで神経の圧迫を取り除く方法です。椎間板の内圧を減少させるということから、経皮的レーザー椎間板減圧術(Percutaneous Laser Disc Decompression)という名前がつけられています。

PLDDの技術は日本に導入されて約10年程度が経ちますが、保険適用が認められていません。つまり割引が効かないため費用が通常の10倍もするというケースも多くあります。

また、高度先進医療を申請している大学病院を除いては、民間の病院やクリニックなどが主体となっています。PLDDについての明確なガイドラインが無いという状態ですので、色々な問題があることは事実でしょう。

椎間板ヘルニア患者さんが有名なクリニック、手術経験の豊富な病院を進んで選ぶことが推奨されます。PLDDは体へのダメージが大きい手術をする必要がなく、30分以内に椎間板ヘルニアによる腰の痛みや、足の痺れなどの椎間板ヘルニア症状から解放されることが可能です。

また、このレーザーでの椎間板ヘルニア手術は、日常生活を損ねず、合併症もほぼ心配がありません。昔であれば、PLDDの手技が不適切であり、使用するレーザーファイバーの質も十分ではなかったということもあったでしょう。

しかし、今ではどこのクリニックでも最先端のものを導入しているとガイドされています。費用についてはヘルニア1つ単位での計算方法が主流で、1つにつき15万円位かかるようです。

ですので、場合によってはクレジットカードなども併用して費用を支払わなければならなくなることもあるかと思います。その他の最先端としては筋力アップを視野に入れた運動療法があります。

この最先端の運動療法は先程のレーザーとは違い費用がかからず、自分のやる気と体があれば実践出来る内容となっています。椎間板ヘルニアになる前のバランスが整った体に戻し、腰回りの筋力をしっかりとつけ根本から改善していく方法です。

この椎間板ヘルニアの最先端による運動療法はとてもお勧めですので、一度試されることをお勧めしたいと思います。

中川式腰痛治療法