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再発を防ぐ方法


椎間板ヘルニアは、手術さえすればほとんどの方が完治するというような種類のものではありません。つまり再発する恐れが充分にあると言えます。

しかし、潰れてしまった椎間板が完全に回復するのは難しいですが、ほとんどは自然に改善されるとも言われています。

椎間板ヘルニアを発生させた原因にあることを繰り返せば、再発の可能性は高くなってしまいます。そのあることの一番の原因は椎間板にかかる縦のストレスと反るストレスです。

縦のストレスとは長い月日の間、同じ姿勢などを繰り返した結果、椎間板に負荷をかけ続けてしまったものです。

例えば、トラックの運転手やタクシーの運転手、またはデスクワークを主体として仕事をされている方々に多く見られます。

この仕事に共通して言えることが、座りっぱなしだということ。そして、座っている間は体の全体重を腰で支え続けていることになります。

この縦のストレスの負荷を長期間続けていると、腰に負担がかかり続け、椎間板ヘルニアを発症してしまうものです。

反るストレスとは、主にスポーツなどを行っている方に多いものです。野球、サッカー、バレーボールなど。

野球はボールを投げるときに腰を反ります。サッカーはボールを蹴る時に腰を反ります。バレーボールはアタックする時などに腰を反ります。

この腰を反る作業を何度も繰り返した結果、腰に反るという負荷がかかり続け、椎間板ヘルニアを発症してしまうというものです。

またその他にも、生活習慣に原因がある場合、生活そのものを根本から正していく必要があります。まずは姿勢を矯正する必要があるという場合は多いようです。

特にテレビを見たりする際に、普通の姿勢を維持していないと感じるようであれば、すぐにでも正すように習慣を付け始めるべきです。

他にも再発を防ぐための方法は多くありますが、ウォーキングは激しい運動に比べて腰への負担が少なく、また腹筋や背筋を強化したり、足腰の筋肉を鍛えるのにとてもふさわしい運動です。

その他にも、心肺機能を高め、骨を丈夫にしたり、脳の働きを活発にしたり、ストレス解消にも再発の防止に役に立つでしょう。

出来れば公園などでゆっくりと気分をよくした状態で歩くことだけに努めることが良いですが、普段の生活をする上でより長く歩くようにするコツをつかむことでも効果を得ることは可能です。

腹筋と背筋の鍛錬は、特にコルセットで筋力自体をサポートしていることが長い方にとっては、必須のリハビリ手段です。

また椎間板ヘルニア以外にも、腰痛の予防やぎっくり腰の予防としても効果があります。

しかし、無理に腹筋を鍛え、余計に腰を痛めてしまっては何の意味もなくなってしまいますので、自分の余力をちょっと残す程度にするのが理想です。

腹筋が弱い方が鍛える方法には、腹筋運動ばかりではなく、体操などでも鍛えることができますので、医師に相談をしたり、他にもいい方法を見つけることが出来るでしょう。

例として、腹式呼吸法を毎日30分程度取り入れることでも、腹筋は鍛えることが出来ますので、一度、試されることをお勧め致します。

中川式腰痛治療法