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激痛時の対処法


椎間板ヘルニアの痛みは神経症状が主です。椎間板の中身が外へ飛び出し、その髄核と呼ばれる部位が神経などを圧迫することでしびれなどの症状を起こします。

特に急性期の痛みはひどく、多くの方はその症状はかかったことがなければ決して分からないと表現されます。

実際に急性期を体験した方の話を聞くと、長時間に及ぶ痛みが臀部から脚にかけて起こり、その激痛はナイフで背中から深くえぐられているように感じる、ですとか、体の中から何かに蝕まれているようである、というようなものとのことです。

また、朝起きた時に足が攣ることがありますが、その足が攣った状態がずっと続いている状態だと言われる方もいます。

そして、急性期の痛みは魔女の一撃などと呼ばれているギックリ腰に非常に似ているとも言われ、なってしまったらその場から一歩も動けなくなり、倒れてしまったら立ち上がることも出来なくなってしまいます。

これは、実際に経験した方でも、言葉で伝えるのが本当に難しいと言われるくらい、激痛のようです。

また、椎間板ヘルニアでは特に坐骨神経痛になる方がほとんで、咳やくしゃみをしただけでも激痛が起こるといわれています。

この激痛は激しいスポーツや重労働、長時間のデスクワークなどを重ねることによって発症する場合が多いですが、怪我や事故などで腰を強く打った場合に後遺症になるというケースも多くあります。

あるいは生まれつき椎間板ヘルニアにかかりやすい方が徐々に痛みを蓄積していくという例も少なくないようです。

椎間板ヘルニアは安静にして寝ている間でも痛みが引くことは稀で、痛みによって自然に意識せずに体が曲がっていたという方も多く、また、痛みによって歩くことも出来なくなる方もいます。

臀部から脚にかけての電気ショックのような痺れや痛みは比較的若い年齢で椎間板ヘルニアを患った方の特徴的な症状です。椎間板ヘルニアの激痛で救急車で運ばれるという方もいらっしゃいます。

担架に乗せられ移動をし、救急車の中ではクルマの揺れに合わせて激痛が起こるなどの苦しみ方をし、その傍らで家族や会社などに連絡をしなければならないという光景は考えただけでも辛そうに感じます。

このようなワーカホリックな状態で、頭が上手く回転しなくなってしまい、年末の時期で救急車は受け入れ病院を探さなければならない、などのことになる場合もあるでしょう。

椎間板ヘルニアの痛みの療法はブロック注射などが主なものですが、ひどい場合には緊急の手術になるというケースもあるようです。

中川式腰痛治療法