手術費用について

椎間板ヘルニアの費用は一体どれくらいかかるのか? 一般に椎間板ヘルニアには色々な治療方法がありますが、やはり術式によって、大きく異なってくるようです。
また、平均としては入院期間が2週間程度として約20万円が相場のようです。しかし、やはり病院によっても差がありますので、各機関で問い合わせてみることが一番いいでしょう。
一般に多く用いられるラブ法でも、入院期間が2週間ほどの場合で10万円から25万円と開きがあります。この場合、椎間板ヘルニアの部位が1つだけとした場合ですが、椎間板が2つほどヘルニアを持っているという場合では、倍はかかるとみていいようです。
手術するには入院が伴いますが、この入院には様々な内訳があります。投薬や注射、検査や画像検査など、それぞれで費用が算出されますので、それぞれの値段を合計するために、病院でそのコストの見積もりを出してもらうことがいいでしょう。
また、食事や部屋は保険が効かず、自己負担となることも忘れてはなりません。また、高出力レーザー治療、経皮的髄核減圧術(PLDD)と呼ばれる方法は、保存療法と切開術の中間的な存在と言われ、皮膚の上から数ミリの針をさして椎間板中央の髄核にレーザーを照射し椎間板の内圧を下げる方法です。
この方法のメリットは入院する必要がないことです。つまり日帰り出来るため、国の高度先進医療として承認されていて、治療にかかる金額は自己負担となります。
椎間板ヘルニア1つに対して約20万円とのことですので、入院をする必要がなければ仕事を休まずにすみ、また費用を差し引いてもかなり得をするという場合も多いようです。
また、椎間板ヘルニアのような高額の費用がかかる場合では、保険適用をした場合、高額医療制度を利用すれば、後でかなりの額が戻ってくるようですので、忘れずに申告するようにして下さい。
ですが、出来ることなら手術はしないで椎間板ヘルニアを改善したいものです。何故、このようなお話をするかというと、実は90%以上の方が、術後半年以内になんらかの症状で椎間板ヘルニアの再発を訴えているからです。
高い費用と長い入院期間を経たにも関わらず、9割以上の患者が椎間板ヘルニアを再発している事実があるのです。このことを踏まえ、再度良く考えてみてください。ただ、今の痛みが取れればいいという考えで踏み切る方もいます。
どのような考えを持つかはあなた次第かと思いますが、椎間板ヘルニアは出来ることなら運動療法などで改善していく方法をお薦め致します。
