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コラーゲンとの関係性


椎間板ヘルニアが起こる原因にも様々ですが、椎間板は若いうちから老化が進行する組織であり、椎間板自体を健康な状態に維持することがとても大事になってきます。

そして、その健康な状態をどれだけ維持できるかによって、椎間板ヘルニアの発症率が大きく変わってきます。実は毎日の生活習慣を少し意識して変化を加えるだけで、椎間板にかかる負担を大きく減らすことができ、椎間板ヘルニアの発症を防ぐこともできます。

椎間板とは、その中にゼリーのような液状のものがあり、また外側を繊維輪という軟骨が覆っており、これらの主成分はコラーゲンです。

繊維輪についても髄核についても、主成分は同じものであり、またそれぞれに種類が異なります。細胞によって生成されるコラーゲンというたんぱく質は、身体の中で合成されます。

では、このコラーゲンを食物として取り入れることが出来れば、果たして治療としての効果はあるのでしょうか。多くの方がサプリメントなどを使用して骨の健康を維持しようと努めていますが、口から摂取したたんぱく質はアミノ酸に分解されます。

つまり、口から摂取したとしても、直接吸収することはできないのです。このように、椎間板自体も実は丈夫にでき、またそのためには身体の生成能力が高くなければならないのです。

また最近では、このコラーゲンと遺伝子の関係についての研究結果が発表されて話題を呼んでいます。

これはcol11A1と呼ばれる遺伝子の違いによって、椎間板ヘルニアの発症の可能性が大きく変わる、というものですが、この遺伝子がコラーゲンを作る遺伝子として働くものであると言われています。

また、椎間板ヘルニアの治療薬として投与することで治療効果を高めることも可能かもしれません。サプリメントとして、コラーゲンをまとめて摂れるものが多く販売されていますが、やはりこれはこれで補助としてかなり有効なのかもしれません。

また1日の摂取量をしっかりと守り、アレルギーの方は特に原料にも注意することが大切です。ただ、摂取したからと言って、明確に効果があるのかどうかは保証出来ませんので、もし、試される方は自己判断で摂取されるようお願いします。

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