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生活習慣について


椎間板ヘルニアには加齢によるもの、姿勢の乱れ、運動不足など、これらの様々な原因があると考えられます。

しかし、これだけたくさんの原因が考えられる中で、どのように改善すればいいのか、しっかりと正しい治療の仕方を知っておくことが、改善にも予防にも繋がります。

椎間板ヘルニアは、現代社会では特に危険性が高い病気であり、予防を講じる方法はたくさんあっても、それを実践できるような環境を作ることは、現在の生活環境ではなかなか難しいとも言われています。

ではまず何を始めればいいのか、まずは、日頃の生活や仕事の中で身に着けてしまった習慣を打破することである、と言えます。

まず、デスクワークの仕事をされている人は、同じ姿勢を長時間続けることはよくありませんし、身動きせずに続けているようなこともよくありません。

このような場合は、短時間でもいいので、机を離れてストレッチやエクササイズをするのが効果的です。ストレッチやエクササイズをするだけでも、筋肉の緊張を緩和でき、血流の流れも良くすることができます。

その他には、ネットゲームやネットサーフィンを長時間する人達が挙げられますが、熱中度合いが高ければ高いほど危険ですので、集中する時間をしっかりと決め、2時間に1回はストレッチやエクササイズを行うようにします。

また、寝相にも注意が必要です。布団が柔らかすぎるとどうしても寝相はおかしくなります。疲れている方は、マットレスなどを利用してごく硬めの布団に寝るのが適切です。

枕が高すぎるのも頚椎のヘルニアの大きな原因となりますので、枕は低いもののほうが予防にはマッチします。

また、椎間板ヘルニアを改善する有効な手段は筋力トレーニングです。腰椎周り、頚椎周りの筋力をつけることは、椎間板ヘルニアを改善する上でとても大事な治療の一つです。

お薦めなのが、ウォーキングやラジオ体操、あまりハードでないトレーニングを多用することです。トレーニングでお薦めなのがストレッチと筋力トレーニングを融合させた、PNFストレッチです。

ストレッチを行い、筋肉をみずみずしい状態にしてから、無理のない程度に適切な筋力をつけていくという運動療法です。特に高齢者の方にはお薦めな運動療法になります。

また、たまには仲間内でスポーツもするのも良いと思います。正し、激しいスポーツ、サッカーや野球、レスリングなどは出来るだけ避けるようにしてください。

椎間板ヘルニアには、軽く実施できる有酸素運動などがもっとも効果が高いですので、運動するときはその辺りの意識をしっかりと持って、行うようにしてください。

中川式腰痛治療法